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(使い方ガイド)

分割きっぷ計算機の操作方法から、購入手順や利用方法まで分かりやすく解説します。

2. 分割きっぷの買い方

分割きっぷ計算機で出力された複数枚のきっぷを購入する手順です。

原則として、分割きっぷは発駅で乗車する際に、着駅までに利用する全てのきっぷを所持している必要があります。

ここで前提知識として、以下に記載する旅客営業規則 第20条をご覧ください。

駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限って発売する。ただし、他駅から有効な乗車券類を発売することがある。

出典:JR東日本:旅客営業規則>第2編 旅客営業 -第2章 乗車券類の発売 -第1節 通則

つまり、必ずしも駅の券売機やみどりの窓口(きっぷうりば)で分割きっぷを購入できるとは限りません。

分割乗車券の購入方法

乗車券を分割購入したいときはえきねっとe5489などのインターネット予約サービスを使うと便利です。これらを利用すれば他駅発売の制限を受けませんが、受け取りできる駅が限られているため注意が必要です。近年、みどりの窓口(きっぷうりば)では、不正乗車防止の観点から発売してもらえる可能性は低くなりつつあります。

※近距離きっぷでも分割乗車券として利用できます。ただ、出場時に発駅から分割駅までの運賃と一致しているかの確認に時間を要する可能性があります。指定席券売機(みどりの券売機)やみどりの窓口(きっぷうりば)があれば、駅名→駅名となる乗車券(マルス券)の購入がおすすめです。

分割定期券の購入方法

【磁気定期券】

駅の券売機やみどりの窓口(きっぷうりば)で購入をしてください。購入後は有人改札へ行き「入場記録が無くても出場できる設定」をしてもらうことが多いです。発売を断られたら、分割駅まで移動して購入するか諦めてください。


【Kitaca/Suica定期券】

各定期券を取り扱う駅の窓口で購入してください。最大分割数は1回(2区間)までで、他社線を含めることはできません。


【ICOCA定期券】

ICOCA定期券を取り扱う駅の窓口で購入してください。最大分割数は1回(2区間)までで、他社線を含めることはできません。詳しくはこちらをご覧ください。


【モバイルSuicaの定期券】

モバイルSuicaサポートページに沿って購入してください。最大分割数は1回(2区間)までで、他社線を含めることはできません。

3. 分割きっぷの使い方

分割きっぷ計算機で出力された複数枚のきっぷを利用する手順です。

分割乗車券の利用方法
  • 入場時: 最初に乗車する区間の乗車券(発駅が含まれる乗車券)だけを使って入場します。
  • 検札時: 車内検札がある場合は、所持している分割したすべての乗車券を提示してください。
  • 出場時: 目的地の駅で出場する際は、有人改札で分割したすべての乗車券を渡してください。

【例】東京駅から横浜駅まで

東京駅では「東京→蒲田」の乗車券だけを使って入場してください。このとき、蒲田駅を通過する東海道線で移動しても問題ありません。

ただし、蒲田駅を経由しない横須賀線(品鶴線経由など)を利用して移動してはいけません。なぜなら、分割駅である「蒲田駅」を実際に経由する経路で乗車する必要があるためです。

横浜駅に着いたら、有人改札へ行き「東京→蒲田」と「蒲田→横浜」の両方の乗車券を渡せば出場できます。

分割定期券の利用方法

【磁気定期券】

  • 入場時: 最初に乗車する区間の定期券だけを使って入場します。
  • 検札時: 分割したすべての定期券を提示してください。
  • 出場時: 最後に乗車する区間の定期券だけを使って出場します。

【ICカード/モバイルSuica定期券】

  • 入場時: 自動改札機にタッチして入場します。
  • 検札時: ICカードの券面、またはアプリ画面を提示してください。
  • 出場時: 自動改札機にタッチして出場します。

4. よくある質問(FAQ)

【全般】

Q分割きっぷは違法ではありませんか?

A

いいえ、全く問題ありません。旅客営業規則 第157条にも、2枚以上のきっぷを併用して使用することが想定された条文が存在します。

Q分割するデメリットはありますか?

A

はい、あります。主に以下の2点です。

【乗車券について】

QSuicaなどのICカードを使って分割乗車できますか?

A

分割駅で下車をして、自動改札機で「出場」と「入場」をする必要があります。なお、当サイトではIC運賃は考慮されていません。

Q発駅が無人駅で乗車券を持たないまま乗車した場合はどうすればいいですか?

A

原則として無人駅からの分割乗車券の利用はできませんのでご注意ください。乗車券を持たないまま分割駅を通り過ぎ、車内や着駅において分割乗車券を購入・精算することはできません。

Q発駅で分割乗車券の1枚目だけを購入した場合は安くなりますか?

A

多くの場合は、差額精算となるため安くなりません。変更区間に対する運賃の収受となる場合は安くなります。詳しくはこちらをご覧ください。

【例】東京駅から横浜駅まで

東京→横浜は530円ですが、東京→蒲田と蒲田→横浜はそれぞれ260円です。よって、分割することで10円安く移動することができます。このとき、東京駅の自動券売機で東京→蒲田の乗車券を購入することはできますが、蒲田→横浜の乗車券を購入することはできません。なぜならば、発売駅が発着駅とならない乗車券は、不正乗車防止の観点から自動券売機で発売制限が掛けられているからです。東京→蒲田の乗車券を使って横浜駅で精算をしても、東京駅からの差額精算となり530円-260円=270円を支払うことになり安く移動することはできません。そのため、今回の例ではえきねっとで分割乗車券の購入または蒲田駅で一度改札を出る必要があります。

Q分割した乗車券で、途中下車はできますか?

A

下車したい駅が含まれる乗車券次第です。詳しくはこちらをご覧ください。もちろん、分割駅で降りることはできます。

Q特急券も分割する必要はありますか?

A

特急券は分割せず、通しで購入して問題ありません。

※特急券も分割して購入したほうが安くなる場合があります。

新幹線の自動改札機では、分割した乗車券や特急券の利用ができます。このとき、必ず実乗車経路と乗車券の経路が一致していることを確認してください。

※当サイトのプログラムはJR在来線のみを対象としており、新幹線や在来線特急の料金計算には現在対応していません。また、自動改札機には一度に投入できる枚数制限があります。

Q学割など、割引乗車券の分割計算はできますか?

A
  • 学生割引乗車券 および 小児の旅客運賃:対応を検討中です。
  • 通学定期券:分割して購入することができないため、対応する予定はありません。詳しくはこちらをご覧ください。
  • オフピーク定期券:分割して購入することができないため、対応する予定はありません。詳しくはこちらをご覧ください。

5. 仕組みについて

きっぷナビがどのようにして最安経路や分割パターンを計算しているか、なぜ安くなるか、数学的な背景や探索アルゴリズムについて解説した技術資料を用意しています。

最安値の計算ロジックや、同額パターンの完全列挙など、当サイトの裏側にあるプログラムの仕組みに興味がある方は、以下の詳細ページをご覧ください。どのように運営されているかの技術情報も含まれております。