実践

分割乗車券の買い方ガイド(えきねっと編)

最終更新: 2026年8月5日

今回解説する例:東京→蒲田→横浜

この記事では、「東京駅から横浜駅まで」の分割乗車券を例に、えきねっとを使った購入手順を解説します。

区間運賃
東京 → 横浜(通しで購入)530円
東京 → 蒲田(1枚目)260円
蒲田 → 横浜(2枚目)260円
合計(分割購入)520円(10円お得)

1枚目(東京→蒲田)は東京駅の券売機でも購入ができますが、2枚目(蒲田→横浜)は、東京駅の券売機で購入できません。これは不正防止のために、他駅を発着とする短距離乗車券には発売制限が設けられているからです。ここでえきねっとを使うことで、この制限を回避できます。

なぜ他駅発の乗車券は買えないの?

旅客営業規則 第20条の「駅において発売する乗車券類は、その駅から有効なものに限って発売する」という原則があるためです。ただし、えきねっとはこの制限の対象外です。

指定席券売機で他駅発の乗車券を購入しようとした際のエラー画面。購入できない旨のメッセージが表示されている。
▲ 指定席券売機で他駅発の乗車券を購入しようとするとエラーになる

1枚目(東京→蒲田)はどこで買う?

1枚目の「東京→蒲田(260円)」は発駅が東京駅なので、東京駅の自動券売機でも購入できます。ただし、えきねっとでまとめて購入することをおすすめします。

購入方法メリットデメリット
駅の自動券売機当日でも素早く購入できる現金やクレジットカードを用意する必要がある
えきねっと(推奨)指定席券売機でQRコードを使って素早く受け取れる事前にインターネット上で購入する必要がある

あらかじめえきねっとで全区間をまとめて購入しておくと、指定席券売機でQRコードをかざすだけで乗車券を受け取ることができます。券売機の前で現金やクレジットカードを用意する必要がなくなるため便利です。

きっぷの種類:マルス券を選ぶことを推奨

自動券売機で購入した場合、きっぷは「東京→260円区間」と印字されたエドモンソン券(着駅が金額式の小さなきっぷ)で発行されます。一方、指定席券売機やえきねっとで購入した場合は「東京→蒲田」と着駅名が明記されたマルス券(青みがかった大判のきっぷ)で発行されます。

分割きっぷを有人改札で提示する際、マルス券の方が区間が連続していることを駅員がひと目で確認できるため、スムーズに通過できます。指定席券売機やえきねっとで購入するとマルス券が発行されるため、その点でも推奨です。

エドモンソン券の例。東京→260円区間と印字された小さな厚紙のきっぷ。自動券売機で購入した場合に発行される。
エドモンソン券:「東京→260円区間」と印字
マルス券の例。東京→蒲田と着駅名が明記された青みがかった大判のきっぷ。指定席券売機やえきねっとで購入した場合に発行される。
マルス券:「東京→蒲田」と着駅名が明記

えきねっとで購入する手順

JR東日本のオンライン予約サービス「えきねっと」を使えば、乗車券をオンラインで購入し、出発駅の指定席券売機で受け取ることができます。分割した区間ごとに予約を行います。

STEP 1えきねっとにログインし、乗車券を検索する

えきねっとにアクセスし、ログインします。乗車駅に「東京」、降車駅に「蒲田」を入力し、乗車日・時刻・人数を設定します。

次に「続きを表示する」を押して検索オプションを展開し、「乗車券のみ購入」にチェックを入れてから「列車を検索する」をクリックします。

えきねっとの列車検索画面。乗車駅に東京、降車駅に蒲田を入力し、乗車日・時刻・人数を設定した状態。分割乗車券購入の入力例。
▲ 乗車駅・降車駅・乗車日を入力する
えきねっとの列車検索オプション画面。「続きを表示する」を開き、「乗車券のみ購入」にチェックを入れた状態。分割乗車券をえきねっとで購入する際の設定。
▲「続きを表示する」を押し、「乗車券のみ購入」にチェックを入れる

STEP 2経路検索結果から「きっぷ・座席の種類選択へ進む」

検索結果画面に経路と運賃(東京→蒲田 260円)が表示されます。乗車する列車の「きっぷ・座席の種類選択へ進む」をタップします。

えきねっとの経路検索結果画面。東京から蒲田の経路が表示され、260円と記載されている。
▲ 経路検索結果画面

STEP 3「乗車券(紙のきっぷ)を申込む」を選択する

きっぷの種類を選択する画面が表示されます。「乗車券(紙のきっぷ)を申込む」を選択してください。QRチケットでは分割乗車券として利用できないため、必ず紙のきっぷを選択します。

えきねっとの乗車券申込画面。乗車券(紙のきっぷ)を申込むが選択されている状態。
▲ 「乗車券(紙のきっぷ)を申込む」を選択する

STEP 4内容を確認して決済を完了する

申込内容(区間・運賃・枚数)を確認し、決済を完了させます。購入後、登録メールアドレスに発券用のQRコードが届きます。

繰り返し2枚目(蒲田→横浜)も同様にSTEP 1〜4を行う

1枚目の購入が完了したら、引き続き2枚目の乗車券を購入します。STEP 1〜4と同じ手順で、乗車駅を「蒲田」、降車駅を「横浜」に変えて検索・購入してください。

STEP 5出発駅の指定席券売機で乗車券を受け取る

東京駅の指定席券売機(緑色の券売機)でそれぞれのQRコードをかざすと、乗車券が発券されます。

※ 本記事のスクリーンショットはえきねっとより引用しています。

購入時の注意点

  • えきねっとのチケットレス乗車券(QRチケット)は使えない

    えきねっとのチケットレスサービス(スマホ画面のQRコードで乗車するタイプ)は自動改札の入出場が前提となるため、分割乗車券には対応していません。必ず紙のきっぷで発券してください。

  • 受け取り時間に注意

    えきねっとで購入した乗車券は紙のきっぷとして受け取る必要があります。受け取り時間は原則5時00分~23時30分ですが、駅によってはみどりの窓口や指定席券売機が設置されていない場合があります。

  • 受け取り可能駅に注意

    えきねっとはJR全線の乗車券に対応していますが、受け取りはJR東日本の駅の指定席券売機・みどりの窓口で行う必要があります。JR北海道・JR東海・JR西日本の一部の駅でも受け取りが可能ですが、受け取りができないきっぷがあります。詳しくはこちらをご覧ください。JR西日本エリアでの受け取りにはe5489、JR九州エリアでは列車予約サービスを合わせて利用すると便利です。